無題
- changuu

- 10月28日
- 読了時間: 4分
今年もあと2ヶ月ほどです。
酷暑と言われた夏から秋へと移る季節のコントラストを味わう心地良い時間が、これから訪れる冬への橋渡しをしてくれています。
そんな時期に、気付けば肌は乾燥してきますし、寒暖差によって体調を崩しやすく、肌寒さから体が強張りを強め姿勢を崩しやすく、様々な痛みや不調、呼吸を妨げる要因を作ります。
姿勢を崩すというと猫背を重い浮かべますが、猫背は骨盤が後傾し、背骨が後方へ弯曲し胸は内に沈み込みます。首は前に突き出し、肩は内旋します。
背中の筋肉はオーバーストレッチがかかり、胸やお腹はキュッと緊張している状態を維持していることになります。
背骨は神経の通り道ですので、しなやかに動きを与えることが大切です。
同じ姿勢でいることは体内の水の移動も難しくなりますし、水分が行ったり来たりできないと人体の組織を包んでいる膜の柔軟性がなくなり、膜自体が持つ受容器が反応し痛みや不快感に拍車をかけてしまいます。
自律神経も副交感神経優位な状態が良いのではなく、交感神経との行ったり来たりで調整されます。
人体は流動性が重要なのです。
体は動くようにできているため、動くことであらゆるバランスが整い身体機能は正常に働いてくれます。
しかし、急に動こうとしても筋肉の緊張が強かったり、水の動きが悪いまま無理に動かしてしまうと疲労物質や老廃物はうまく流れてくれません。
そんな時はアナトミートレイン(筋膜経線)に沿ってマッサージセラピーを行うと無理なく効果的に身体機能を取り戻すお手伝いができます。
マッサージセラピ―は意図した施術をすることでクライアント様の日常の生活の質を高めることを目的に行うオイルマッサージです。
オイルマッサージのリラクゼーション効果は高いです。
マッサージセラピ―は筋肉や組織にアプローチするから痛いのではないか…
強いのではないか… 癒されないのではないか…
とイメージされる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
マッサージセラピ―を行うにあたって、知らなければならないことは体だけのことではなく、心とスピリットにまで影響を与えてしまうということを充分理解していますし、理論的に学びを深めております。
目に見えないものは確かにあります。電波やWi-Fiなど私たちは常日頃見えないエネルギーに助けられています。
しかしながら、それらを突き詰めるには、まずは物理的に理解し土台を固めた上に成り立つものであり、土台がなければファンタジーとなりかねません。
セラピーは命に触れることで、癒しは気付くことなのかもしれません。
自分に優しくすることも、心地よい時を過ごすことももちろん、癒しに繋がると思います。しかし、それだけで癒される人が少ないのはなぜでしょう。
現代社会を生きる類稀な努力をされている方、一生懸命頑張っている方が、セラピーを受けた後セラピストを気遣ってくれるのはなぜでしょう。
頑張らなくていいなんて私は思いませんし、クライアント様がまた頑張れるようにお手伝いしています。そして、それができるよう私も頑張っています。
10/24、25とセラピーワールド東京に参加し全国から集まった沢山のセラピストさんや理学療法士の方、トレーナーの方、カウンセラーの方に施術を届けてまいりました。
そこで私は一度も気持ち良かったという言葉はいただきませんでした。
みなさん目を瞑りご自分の感覚に集中し圧を受け止められており、こんなマッサージを体験したのは初めてとおっしゃっていただけたのです。
バーチャリティと現実世界が少しずつ入り混じり、政治や経済などあらゆる側面で過渡期とも言われる時代に差し当たり、セラピストに求められるものも変わりつつあると感じています。
忙しい浜松町の賑やかさから一転、波と風の音しか聞こえない福島県いわき市で立ち返り、振り返り、また小さなターニングポイントを迎えたことを記して。
無題。

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